腎臓病センター

透析装置と治療について

透析装置

平成23年(2011年)にニプロ社製最新機器の透析監視装置NCV-2、多人数用透析液供給装置NCS-V、次亜塩素酸ナトリウム活性装置HCA-555を導入しました。洗浄装置HCA-555の導入により、従来の標準透析液よりも清浄化された超純粋透析液の作成が可能となったことで、より安全で質の高い透析治療を提供することができます。現在、臨床工学技士による厳密な水質管理のもと、オンラインHDF11台、i-HDF(間歇補充型血液透析濾過)36台を稼働しています。

血液浄化療法

血液浄化療法とは、血液中に存在する病因物質を体外循環を通して除去し、場合によっては不足しているものを補う治療法です。
※当院ではオゾン療法(血液クレンジング)はおこなっておりません。

  • 血液透析(hemodialysis: HD)

    HD:血液透析は、腎機能の一部を代替する治療法です。拡散(diffusion)と限外濾過(ultrafiltration)により物質交換や溶質除去を行います。

  • 血液濾過透析(hemodiafiltration: HDF) On-line HDF, Off-line HDF

    HDF:血液透析(小分子量除去能力)と血液濾過(中~高分子量物質除去能力)を兼ね備えた治療法です。

  • 間歇補充型血液透析濾過(i-HDF)

    I-HDF:HDFと同様の特性です。HDFは、常に補液を行うのに対して、I-HDFは、間歇的に少量の補液を行います。

  • 選択的β2ミクログロブリン吸着器(リクセル)

    リクセル:血液中のβ2-ミクログロブリン(β2-MG)の吸着器です。使用するには、条件があります。

  • 腹膜透析(peritoneal dialysis: PD)

    PD:自身の腹膜を利用して、血液中の尿毒素や余分な水分をゆっくり取り除く治療法です。

特殊血液浄化療法

当院では、透析困難患者様向けに臨床工学技士により特殊血液浄化を積極的に行っています。
※当院ではオゾン療法(血液クレンジング)はおこなっておりません。

  • 持続的緩徐式血液透析濾過(continuous hemodiafiltration: CHDF)

  • 血漿交換療法(plasma exchange)

  • 二重膜濾過血漿交換療法(double filtration plasmapheresis)

  • 腹水濾過濃縮再静注法(cell-free and concentrated ascites reinfusion therapy: CART)

  • LDL吸着療法(low-density lipoprotein apheresis: LDL-A)

  • その他吸着療法

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