●創傷ケア
| 当科の特色 | 検査・治療について | スタッフ紹介 |
大野記念病院は、外科病院として開設してから80年以上もの歴史をもっております。その間、民間病院でありながら、どこよりも早くに自動縫合器(ペッツ)を導入したり、癌研究所を設立したりと真面目に医療に取り組んできました。私たち外科スタッフは、その歴史に恥じないよう日々研鑽し、決して時代に乗り遅れない、常に患者様の視点に立った医療を心がけております。毎年、外科の年間手術件数は大阪市の市民病院と同等以上を維持しており、これは地域の方々からの信頼の証であると考えております。外科スタッフ一同、今後もさらに信頼を高めるよう地域医療に貢献する努力をいたします。
日本の死亡原因の第1位は悪性腫瘍です。多くの悪性腫瘍、特に消化器癌の治療で根治(完全治癒)を目指すには手術で確実に切除することが何より大切となります。しかし、癌の発生場所や進行度によっては治療法が少しずつ違ってきます。消化器癌で最も多い胃癌、大腸癌の治療法は、全国的にほぼ統一されており、手術方法も長い年月にわたって大きく変わることなく、ごく一部の早期癌や進行癌を除けば、病院間の治療成績に大差はありません。しかし、食道癌や膵臓癌は胃癌、大腸癌に比べて患者数も少なく、手術手技は複雑であるため、施設間での治療成績に差がでます。またこれらの癌は、放射線照射などの併用治療を必要することが多く、設備のそろった病院の方が患者様にとっては便利で恩恵も多いと言えるでしょう。そこで当院では、患者様の病状を正確に判断し、当院で治療を受けることと、他の施設で治療を受けることのどちらが患者様にとって有益かを判断します。その結果、当院で治療を受けても患者様に不利益がないと判断されれば十分なインフォームドコンセント(説明と同意)のもとで、責任をもって治療させていただきます。また、他の施設で治療を受ける方が多くの利点を有すると判断されればふさわしい病院をご紹介させていただきます。最近は情報化社会と言われるように、専門的な情報も簡単に入手できる時代となっております。しかし、その情報がどれだけ正しいのかを判断するには結局専門的な知識が必要となります。当院では、患者様の病状に合った最適な治療や診療情報を正しく提供することで安心して受診していただけるよう心がけております。
また、当院では、フットワークの良さ、丁寧さ、親しみやすさにも自身をもっています。外来では無理のない患者数の予約診察を行い、1人当たりの診察時間をできる限り確保し、待ち時間を少しでも減らすように努力しております。通院患者様が体調不良の場合は、外来診察日に関係なく時間の許す限り、主治医が通院患者様の診察をするようにしています。また入院が必要な場合でも、不慣れな他の病院へ紹介することなく当院で入院することができます。定期的な抗癌剤治療や連日の抗生物質投与が必要な患者様には、相談に応じて家事や仕事などに配慮した時間での治療を行なっております。入院日、手術日、退院日などもできる限り患者様の希望にかなうよう工夫しております。病院の規模がそれほど大きくなく、病院のスタッフともすぐに顔見知りとなるので「アットホームで居心地の良い療養環境である」との評価を多数いただいております。誰もが順調な経過で病気が治るとは限りません。当院では治療中だけでなく、治療後についても安心してまかせていただけるような万全の体制でのぞんでおります。
| 消化器癌 | 乳癌 | 甲状腺癌 | 胆石症 | 痔疾患|ヘルニア | 急性虫垂炎 | 腹膜炎|
| 消化器癌 | 胃癌・大腸癌 | 進行度に応じて内視鏡による切除、腹腔鏡下手術、開腹手術を行います。また、外来での抗癌剤治療にも積極的に取り組んでおり、毎日、外来で抗癌剤治療を受けている患者様がいらっしゃいます。当院で始めから治療している患者様はもちろんのこと、他の病院で手術などの治療を受けられた患者様でも、通院の便利さから当院で抗癌剤治療を行なっている患者様が多数いらっしゃいます。 |
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| 肝臓癌 | 肝臓内科医、放射線科医との連携により病状に合わせた治療を行ないます。局所治療(エタノール注入療法、マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法)から血管塞栓治療、外科的切除まで行っております。広範囲の肝臓の切除が必要な場合や高度先進医療を必要とする場合は専門病院へご紹介しております。 | |
| 膵臓癌、胆嚢癌、胆管癌 | これらの癌は、手術ができない進行した段階で発見されることが多く、今なお治癒率の低い消化器癌です。だからこそ、病状を正しく判断し、最もふさわしい治療法を選択することが大切になってきます。比較的早期の段階で発見され、多くの臓器や血管を一緒に切除する必要がない場合や手術中に放射線照射を加える必要がない場合は当院で手術しております。しかし、血管の移植など大がかりな手術が予想される場合や、放射線照射が必要な場合は、専門病院へご紹介しております。またこれらの癌は、黄疸を初発症状とすることが多く、黄疸の状態では手術などの治療ができません。そこで黄疸の治療をすみやかに行いながら、時間的無駄が生じないように並行して病状把握をし、ふさわしい治療法を考えます。 | |
| 食道癌 | 病状や希望に合わせて、大学病院から専門の医師に来てもらって当院で手術を行なう場合と専門病院へご紹介する場合があります。食道癌は放射線治療がよく効く病気の一つであるため、放射線治療施設までの外来通院ができない患者様は当院に入院しながら通院していただくこと(または、送迎すること)も可能です。 | |
| 乳癌 | 当院では、乳癌学会の治療指針に準拠した治療法を行っています。他の施設と同様に乳房温存手術の割合は年々増加しているものの、当院では放射線治療ができないため職場や住居に近い利便性の高い施設へご紹介させてもらっています。その後の外来治療は当院で責任を持って行なっています。また乳房再建術を希望される方も専門施設へご紹介させてもらっています。 | |
| 甲状腺癌 | 甲状腺癌は、消化器癌や乳癌と違ってゆっくりとした成長であることが多く、複雑な手術にならないため当院で手術することがほとんどです。少数ながら、血管や神経、気管支に影響のある場合は、専門病院へご紹介しております。癌と診断されても、完全には治すことのできない進行した段階で見つかることがあります。また、始めから治療を希望されない患者様がおられます。激しい痛みを伴っている患者様や十分な食事をとることができない患者様もおられます。当院では、手術だけでなく、癌に関連したあらゆる問題について総合的に取り組んでおります。そして、患者様やご家族と一緒にできるだけ希望に近い生活ができる方法を考えます。激しい痛みがあっても、様々な治療法を駆使して、うまく除痛できれば普通に日常生活が送れます。食事が十分とれなくても濃厚栄養食や在宅高カロリー輸液を使えば入院の必要はなくなります。最近は、入院しなくてもできる治療がたくさんありますので、在宅治療を望まれる患者様やご家族の希望にも最大限ご協力いたします。 | |
| 胆石症 | 高度の癒着がなければ、ほとんどの症例で腹腔鏡下手術を行っております。胆のう炎、閉塞性黄疸、膵炎などを合併した場合でも、できるだけ早急にその合併症を治療し、手術、退院できるように工夫しております。合併症のない場合は、たくさんの方が2泊3日くらいで退院されます。 | |
| 痔疾患 | 内痔核(イボ痔)、痔裂(キレ痔)、痔瘻(肛門周囲膿瘍)などのあらゆる肛門疾患の治療をしています。 | |
| ヘルニア | 当院では、術後疼痛が軽く、すぐに日常生活が可能な人工膜(メッシュ)を使った手術を行っています。多くの方が1泊2日で退院されます。また再発ヘルニアの場合は、前回の治療法と違った方法で治療する工夫をしております。 | |
| 急性虫垂炎 | 当院では、腹膜炎を合併していない急性虫垂炎の場合は、本人の希望も考慮して治療方針を決定しております。最近では、抗生剤の投与のみで治癒することも多く、また外来治療で十分対処できる場合も多いからです。 | |
| 腹膜炎 | 現在でも生死に関わる病状であるため、緊急で手術を行います。しかし、十二指腸潰瘍の穿孔のように、腹膜炎の原因によっては、手術せずに治療しているものもあります。また、腹膜炎は、すみやかに手術をしても、術後に重篤な状況となって集中治療が必要となる場合が多くあります。集中治療には、人工呼吸器や、人工透析を必要としますが、当院ではこれらの機器と治療に精通したスタッフがいるため安心して治療を受けていただけます。 | |
| 副院長 | 中河 宏治 | 医学博士 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会認定医 |
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| 外科部長 | 西原 承浩 | 医学博士 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医 |
| 副部長 | 水山 陽子 | 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会認定医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 検診マンモグラフィ読影認定医 厚生労働省麻酔科標榜医 |
| 医長 | 神藤 理 | 日本消化器外科学会認定医 がん治療認定医 |
| 医員 | 田村 達郎 |