乳腺・内分泌外科
外来担当医表

症状
◎他の医療機関から乳腺外来を紹介された方
◎乳房のしこりや乳頭部からの血性分泌液の自覚症状がある方
◎人間ドックや定期健康検診にて乳腺の精密検査の指摘を受けた方

乳腺・内分泌外科では、乳腺疾患と内分泌疾患に対する外科的治療を中心に診療を行っております。
乳腺疾患とは、乳腺症、乳腺線維腺腫などの良性疾患と乳癌などの悪性疾患を合わせて指します。

内分泌疾患とは、甲状腺、副甲状腺、副腎といった体調を維持するのに重要なホルモンを分泌する臓器の異常で、内分泌外科ではそれらに対して手術治療を行う診療科です。
2022年1月より大野記念病院に甲状腺センターが開設されました。そのセンター内の外科部門を担当しています。

乳腺外科

乳腺外来でお聞きする訴えで多いものは
①乳房の痛み、張り、違和感 ②しこり ③乳頭分泌液 ④検診での異常 です。
これらの症状から乳腺の良性疾患なのか悪性疾患なのかの鑑別を行います。大野記念病院では可能な限り受診したその日にマンモグラフィ検査、超音波検査、それらの検査結果の説明の全てを受けていただきたいと考えております。検診マンモグラフィ検査の認定施設であり、超音波センターでは超音波専門医による診断を行いますので、安心して検査を受けていただけます。さらに細胞診や組織診などの病理検査が必要であれば、同日に受けていただき、その結果を10日前後でお伝えし、受診者の皆様のご不安な期間をできるかぎり少なくしたいと思います。

乳がんは日本人の9人に1人がかかる時代といわれています
乳がんは女性がかかるがんの中で最も多くなっており、2020年予測で92,300人となっております。また、乳がんで亡くなられる方も2019年には14,839人となっており、依然として増加傾向にあります。乳がんの特徴として、若い世代でもかかることが挙げられ、30歳代後半から急増します。仕事や子育てで忙しい世代でかかることが多いため、社会や家庭に対して大きな影響を与えてしまいます。皆様には乳がんの事を知り、検診の大切さを理解して受診していただきたいです。

乳がんは早期に発見すれば治りやすいことも特徴の一つで、早期がんの10年生存率は98%です。
乳がんは大きく分けて4種類に分類することができ、それぞれ治療の方法も異なりますが、手術治療、薬物治療(抗がん剤、ホルモン療法、分子標的治療)、放射線治療の組み合わせで行います。
放射線治療以外の治療は大野記念病院で可能ですが、状況に応じて近隣の病院とも連携して治療を行なっています。まずは乳腺に関するお悩みをお聞かせください。一緒に解決していきましょう。
部位別癌罹患率
内分泌外科

甲状腺疾患は多岐にわたりますが、大きく分けて3つです。
①甲状腺機能低下症 ②甲状腺機能亢進症 ③甲状腺腫瘍 です。
甲状腺疾患の多くは内科での治療が中心になりますが、薬物療法で改善されない場合、甲状腺の腫れが大きく周囲の臓器を圧迫している場合、悪性疾患があるまたは潜んでいる可能性がある場合には手術の適応となります。

手術の内容は、甲状腺を全摘出する方法と半分のみ切除する方法があり、疾患の種類やその程度に応じて選択します。
悪性疾患の場合には、周囲のリンパ節に転移することが多いため、手術の際に同時に取り除きます。
手術の際に気をつけるべき点としては、声を出す為に重要な役割を果たす神経が甲状腺に近接していることです。
大野記念病院では甲状腺センター開設に合わせて、神経の機能を確実に温存するため、手術中に使用する術中神経モニタリングシステム(NIM Vital™️)を導入いたしました。
このシステムは近年の甲状腺手術においては必須の機械であり、手術の安全性が飛躍的に改善しておりますので、安心して手術を受けてもらえると考えております。

甲状腺がんの2018年の部位別がん罹患数は18,636人で、男性の178人、女性の60人に1人がかかるがんです
2019人の死亡数は1,862人です。甲状腺がんのほとんどがおとなしい性格であり、生涯にわたって無害なものもありますが、中には進行・転移し生命を脅かすものもございます。そのどちらなのかを区別する方法は未だ開発されていませんので、ある程度の大きさのがんになった時点で手術などの治療をお勧めしています。
また、甲状腺がんに対する薬物療法(分子標的治療)にも力を入れています。近畿圏内で甲状腺がん診療を行なっている複数の施設で作っているネットワークに大野記念病院も参加しており、最新の治療法に関する情報を患者さまに提供できるようにしています。必要であればまだ標準的治療になっていない段階の治験治療のご案内もしています。
甲状腺の腫瘍や甲状腺の手術に関して悩んでおられたら、いつでもご相談ください。

令和4年1月に専門医を常勤医として配置し、乳腺・内分泌外科を新設しました。
健診で異常を指摘されて精密検査の必要な場合、乳房の痛み・腫瘤・乳頭からの血性分泌・甲状腺のしこりなどの自覚症状のある場合、乳がん検診や甲状腺がん検診を希望される場合など、乳腺や甲状腺に関してのお悩みの方の相談窓口としても利用していただけますと幸いです。
月曜日から土曜日まで対応できる診療体制を構築していますので、患者総合支援センター(TEL.06-6531-0819)までご連絡ください。

乳腺・内分泌外科部長 野田 諭
のだ さとる
医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本乳癌学会乳腺指導医・乳腺専門医
日本内分泌外科学会専門医
日本超音波医学会専門医
精度管理中央委員会 検診マンモグラフィ読影認定医
乳がん検診超音波検査実施・判定医師
日本消化器外科学会認定登録医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
趣味 ドライブ
患者さんへ一言 どんな悩みもご相談ください。
非常勤 高島 勉 医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本乳癌学会乳腺指導医・乳腺専門医
日本臨床腫瘍学会指導医
日本がん薬物療法専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
日本消化器外科学会認定医

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