感染症に注意を!!
関節リウマチ治療に使用される薬の多くは、免疫を抑える働きがあります。これは治療に欠かせない作用である一方で、ウイルスや細菌などの病原体を排除する力も低下してしまします。風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎、尿路感染症など、感染症の種類はさまざまです。いつもと違うようすが見られた場合、「診察日が近いから」と様子を見るのではなく、早めに受診しましょう。可能であれば、関節リウマチ治療の主治医に診てもらうことが理想的です。近くの医療機関を受診する場合は、関節リウマチであることと使用中の薬を必ず伝えましょう。
【治療中の感染リスクと予防の基本】
抗リウマチ薬や生物学的製剤を使用している間は、感染症への注意がいっそう必要です。「少し風邪気味かな」と感じてる程度でも重症化し、肺炎を引き起こすことがあります。感染予防の基本は手洗いです。帰宅時や食事前には手首や指の間まで丁寧に洗いましょう。また、外から帰った際にはうがいも忘れずに。人が多い場所に出かける際はマスクを着用することで、病原体の吸い込みやのどの乾燥を防ぐことができます。
【冬場の外出と生活習慣にも配慮を】
寒さや湿気は関節症状の悪化につながることがあります。冬場は防寒をしっかり行い、外出時はマスク、マフラー、帽子などを活用して体を冷やさないようにしましょう。また、寝不足や栄養不足は免疫力低下の原因にもなります。疲れをためない生活習慣を心がけることが大切です。
【予防接種を活用しましょう】
インフルエンザは、予防接種を受ける人の数が増えるほど感染率が下がります。患者さんだけでなく、ご家族も含めて予防接種を受けておくと安心です。特に高齢の患者さんは、肺炎の原因となる肺炎球菌に対する予防接種も検討しましょう。