関節リウマチの薬物療法の進め方
薬物療法は、関節リウマチの診断がつき次第すみやかに始めます。
治療薬の多くは、効果を発揮するまでにある程度の時間がかかります。効果の判定は1~3カ月ごとにみていくようにします。
関節リウマチの薬物療法に使われる治療薬は、大きく非ステロイド系抗炎症薬、ステロイド、抗リウマチ薬、生物学的製剤の4種に分けられます。それぞれ多くの薬が使われています。
かつての薬物療法では、まず非ステロイド系抗炎症薬からスタートし、症状が進むにつれステロイドや抗リウマチ薬を使っていました。
しかし、現在は初期から抗リウマチ薬を使って積極的に免疫異常を抑えることを考えます。抗リウマチ薬の効果が出るまでは、非ステロイド系抗炎症薬やステロイドを併せて使い、症状を軽くすることもあります。
抗リウマチ薬の効果が不十分、あるいは合併症などが生じていると判断されるときには、治療薬の変更や追加を行います。関節破壊が進みやすいと判断される場合には、生物学的製剤あるいはJAK阻害薬を追加します。十分な治療効果が上がり、長期にわたって寛解が達成されれば、治療薬を減らしていきます。早い段階で関節の破壊を食い止め、寛解することを目指すのです。
【参考文献】
監修 山中寿 「関節リウマチのことがよくわかる本」(講談社)
監修 宮坂信之 「関節リウマチ」(法研)