院長あいさつ



このたび90年以上の歴史をもつ大野記念病院理事会の総意を得て、平成27年11月より第5代院長の大役を仰せつかることになりました。
私は平成2年に医師となり兵庫医科大学整形外科、高度救命救急センターを経て、大阪府内の急性期病院にて副院長職を13年間勤めたのち、平成19年より当院副院長として8年間勤務してまいりました。現在まで8500例を超える整形外科手術を執刀してきた臨床家です。大野良興理事長を先頭に、前任の岡村幹夫院長が12年間にわたり粉骨粉身され、ここまで成長してきた大野記念病院をお引き受けすることは、身の引き締まる思いが致します。
病院という組織の最も重要な財産は、そこで働く職員です。患者さんに満足していただく為には、そこで働く職員が働きやすく、情熱を持って業務に従事できる職場でなくてはなりません。新体制では全職員のモチベーションを上げること、そして希望を持てるよう全力でサポートしていきます。その為には管理職自らが現場に戻り、一緒に悩み、行動することから始めます。管理職は現場からの要望を受ける立場です。私自身も整形外科の現場から離れることなく、職務を行います。私の目指す基本方針は次の4点です。1.職員が希望を持てる病院、2.患者さんに満足いただける病院、3.一歩前に出る医療、4.地域包括ケアの推進です。
患者さんに満足いただける病院を作ることは、医療人なら誰しもが掲げる目標です。しかし、実現は困難を極めます。何故なら個人個人の価値観や性格が違うからです。100人の患者さんがいれば、100通りの満足感があるのです。病院はホテルやリゾートとは違い、病気や怪我を治療する場所です。医療サービスとは、真剣に病気と向き合う手助けを親身になって行う精神が必要と考えます。
地域包括ケアとは住み慣れた地域で、自分らしい生活を可能な限り送り続けることを支援する体制のことです。当院は地域包括ケア病棟を有する在宅療養後方支援病院であり、地域社会に必要不可欠な医療・保健・介護・福祉サービスの全てを提供し、医療介護連携のネットワークを構築することで地域住民へ全人的医療の提供を第一と考えていきます。つまり、大野記念病院はこのネットワークの中心的役割を担い、住民の健康をあらゆる面からもサポートできる体制作りに尽力してまいります。
今後院長として、また一人の医師として地域医療に身を捧げる覚悟です。よろしくお願い申し上げます。

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