名誉院長あいさつ


 
令和2年3月末に大阪市立大学医学研究科代謝内分泌病態内科学教授の任期を大過なく終え、4月1日より大野記念病院名誉院長を拝命致しました。
 
昭和54年に大阪市立大学医学部を卒業した後、糖尿病・甲状腺疾患・骨粗鬆症/リウマチ疾患・腎臓疾患の診療を担当する旧第二内科に入局し、一般内科分野も含めて広く深く診療できるようにとの教室の方針に沿って、一般臨床を広汎に学ぶとともに、専門診療として、主に内分泌疾患(甲状腺、骨/Ca代謝異常、骨粗鬆症)、糖尿病、リウマチ性疾患(関節リウマチ)、睡眠障害、CKD・透析診療に携わってきました。
 
現在、専門医/認定医資格として日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本内分泌学会内分泌代謝(内科)専門医・指導医、日本糖尿病学会専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本臨床薬理学会指導医の資格を有しております。まだ赴任したばかりで今後、大野良興理事長や山内伸一院長の指導の下で病院の理念に沿った形で活動をさせていただこうと思っております。
 
特に高齢者医療に関心があり、身体活動、栄養摂取や睡眠など日常の活動をうまく調整することで、高齢者の方がやりがいのある社会活動を行える良好な身体・精神環境を保持しうるトータルケアを目指して診療を行いたいと考えています。そのためには、まだ構想の段階ですが、当院のスタッフとチームを組み、各々が意見を出し合い個々の患者さんに対して適切な診療プランを提供できるような取り組みを目指して、今後活動していきたいと考えております。
そのためにも、患者さんの日常での種々の情報を収集したうえで、当院での今後の診療プランの立案・実行のみならず、身体・精神が安定した後に地域の先生方と一緒になって、各々の患者さんが地域で積極的に生活を送れるような、包括した診療を行っていければと思います。
   
今後、地域の先生方には長期にわたってご指導、ご鞭撻を頂くことになると存じます。よろしくお願い申し上げます。

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